タイトル | 被害者のための刑事裁判ガイド |
著者 | 柳沢智子 |
出版社 | リベルタ出版 |
出版年月 | 2010年11月10日 |
ISBN | 978-4-9037-2423-2 |
目次 | おことわり はじめに おまけ:被害者と刑事裁判のこれまで 図:刑事裁判のアウトライン [第1部]基本知識編:被害者が刑事裁判で出来ること 1.刑事裁判て何? 2.参加制度とは関係なし!被害者が頼めること 3.被害者参加制度を利用すると、こんなことができます [第2部]実践編:被害者はいつ何をすればいいの? 1.気持ちにあった裁判へのかかわり方 〈ステージ@〉被害者自身で出来ることは何でもやりたい 〈ステージA〉被害者参加制度を利用したいけれど、 自分は法廷に立ちたくない 〈ステージB〉証言だけでなく、もっと気持ちを聞いてもらいたい/ 参加制度を利用できない 〈ステージC〉裁判には、できるだけ関わりたくない イメージ図:被害者が選べる刑事裁判でのステージ 2.加害者の起訴前でも被害者ができること 3.加害者が起訴されたら 4.裁判が近づいたら 5.裁判が始まったら 6.裁判の後で [第3部]実例編:被害者のかかわり方 〈ケース1〉池田智章さんの事件 〈ケース2〉小沢さん一家の事件 おわりに 参考文献 さくいん |
紹介文 | 被害者支援に携わるライターである著者が、ある日突然犯罪被害者になってしまった法律の素人に向けて、現在の刑事裁判制度について分りやすく解説した書。高校~大学入門レベル。 冒頭で刑事裁判とは、その流れについて解説している。被害者連絡制度、被害者通知制度、被害者参加制度、被害者の意見陳述制度、証人尋問、最終意見陳述、損害賠償命令制度、保護措置、等について平易な表現で解説している。 本書の特徴は被害者が裁判にどの程度の関わりをしたいかでステージを4つに分け、ステージごとに出来ることを明確にしているところで、起訴前から裁判後までの各段階で、ステージごとに出来ることを一覧にした表も掲載されている。 第3部では、実際に被害者参加制度を利用して闘った被害者の事例が詳細に記載されており、実際にこれから裁判を行う被害者の参考になる。 ある日突然犯罪被害者になってしまった人、犯罪被害者支援の入門者に是非お勧めの一冊。 |
感想 | 法律の本は私には小難しいものが多かったですが、この本はとてもわかりやすかったです。 被害者の裁判への関わり方の希望によってステージを分けているのがとてもよかったです。出来ること、出来ないこと、出来るかもしれないことが明確にされていて、ダメもとでもやってみる価値があるかもしれないことがかかれていて、本書を読んでおけばあとで後悔することが減るかもしれないと思いました。 |
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