タイトル | マイレジリエンス |
著者 | 中島幸子 |
出版社 | 梨の木社 |
出版年月 | 2013年4月6日 |
ISBN | 978-4-8166-1302-9 |
目次 | はじめに 1章 私の経験した暴力 暴力による支配 身体的暴力 精神的暴力 性暴力 ストーカー行為 逃げる、私の一歩 2章 離れた後の生きづらさ、症状を抱えて 逃げ出してからもつらい日々 うつ―耐えがたいしんどさ 複雑性PTSD 解離という「方法」 トラウマと記憶の関係 DID(解離性同一性障害) 3章 私なりの「回復」 幸せになるとはどういうこと? 新たな出会い 自分自身を知りサポートするために 自分自身を変えていく作業 4章 ☆さん支援者として ☆さんのために何かをしたい 準備期間 活動開始 現在 |
紹介文 | 19歳から24歳までの4年半、壮絶8なDVに遭い、PTSDやDIDを患いながらも、サバイバー講演活動などを行っている著者による体験記。 1章では、暴力による支配、身体的暴力、精神的暴力、性暴力、ストーカー行為について書かれていて、読む側にも痛みや苦しさが伝わってくる。殺されそうなほどの経験を何度もしていても、受けた暴力の中で性暴力が一番認めにくいと書かれ、性暴力がどれだけ深い傷つきをもたらすか伝わってくる。 2章では加害者と離れた後に出てくる精神的症状について述べられており、3章では回復していく過程が書かれている。4章では☆さん(輝きを持つ人という意味、被害者を指す)支援者となり活動するさまが書かれている。大学院で再び学び、NPO法人レジリエンスを立ち上げ、現在に至るまでが書かれている。 今でも傷や症状を抱えながらも、活躍をしている著者の体験を知ることは、多くの☆さんにとって生きる力になるだろう。 |
感想 | 著者の受けたDVは本当に想像を絶するもので、よく殺されずに済んだなと思いました。(けど加害者ギリギリ死なないラインをわかっていて、わざと生殺しにして苦しめて楽しんでいたのかもしれないとも思います。) これだけの暴力を受け、その後の後遺症に悩まされるわけなのに、そこから回復の道を見つけて、支援団体を立ち上げて活躍するまでになるというのがすごいと思いました。 今でも辛くて苦しくて解離したり、フラッシュバックしたり、うつになったりすることもあっても、それでも生きて活躍しているところをとても尊敬します。 |
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