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用語解説2〜性暴力に関連する用語〜

《》内は引用です。用語の詳細は、専門家、専門書、専門機関でご確認ください。

強姦神話とは

  • 強姦神話(rape myth)とは強姦に関する誤った社会通念である。下記に強姦神話の一般的な例を引用します。
    ※当然誤った社会通念で全て真実ではないと否定されています。詳細は引用元の文献をご参照ください。

    (1)強姦はたいしたことではない。単なるセックスにすぎない。
    (2)強姦は若い女性にだけ起きることだ。
    (3)強姦は自分が招いたことだ。なれなれしい態度や挑発的な人だけが被害者になる。
    (4)女性の中には強姦のファンタジーを持っている人がいる。
    (5)挑発的な服装が強姦を招く。
    (6)抵抗すれば強姦は防げる。加害者一人の力では実行不可能である。
    (7)たいていの強姦は衝動的なものであり、加害者は女性を見ると襲いたくなる。
    (8)強姦の加害者は見ず知らずの人である。
    (9)強姦の加害者は異常者である。
    (10)男性はセックスなしではいられないから強姦する。》

    〈参考〉小西聖子『増補新版 犯罪被害者の心の傷』P82-85
  • 強姦神話がまかり通っていることで、被害者は二次被害に苦しめられている現状です。上記の(1)~(10)全てが誤った思いこみであることを、一人ひとりが理解することで、二次被害に苦しむ被害者を減らすことが出来ます。

SANE(性暴力被害者支援看護職)とは

  • SANE(Sexual Assault Nurse Examiner:性暴力被害者支援看護職)とは性暴力に遭った被害者のケアの専門知識を持つ看護職(看護師、助産師、保健師)です。
  • 日本ではまだまだ知名度が低く、人数も多くありませんが、 被害後に行った病院にSANEがいないか聞いてみるとよいかもしれません。

トラウマとは

  • 一般に心身的な不快をもたらす要因をストレスと呼ぶが、それが非常に強い心的な衝撃を与える場合には、その体験が過ぎ去った後も体験が記憶の中に残り、精神的な影響を与え続けることがある。このようにしてもたらされた精神的な後遺症を特に心的なトラウマ(外傷)と呼んでいる。
    〈参考〉外相ストレス関連障害に関する研究会 金吉晴『心的トラウマの理解とケア 第2版』
  • DSM-Vでは、心的外傷的出来事(トラウマ)を次のように定めています。《実際にまたは危うく死ぬ、重傷を負う、性的暴力を受ける出来事への、以下のいずれか一つ(またはそれ以上)の形による暴露:
    (1)心的外傷的出来事を直接体験する。
    (2)他人に起こった出来事を直に体験する。
    (3)近親者又は親しい友人近親者または親しい友人に起こった心的外傷的出来事を耳にする。家族または友人が実際に死んだ出来事の場合、それは暴力的なものまたは偶発的な物ではならない。
    (4)心的外傷的出来事の強い不快感を抱く細部に、繰り返しまたは極端に暴露される体験をする(例:遺体を収集する緊急対応要員、児童虐待の詳細に繰り返し暴露される警官)
    注(4)は、仕事に関連するものでない限り、電子媒体、テレビ、映像、または写真による暴露には適用されない。
    〈参考〉American Psychiatric Association『DSM-V精神疾患の分類と診断の手引』
  • 具体的には、事故(交通事故、航空機事故、鉄道事故)、傷害犯罪、戦争体験、性犯罪、DV、自然災害(地震、洪水、竜巻)、虐待(身体的虐待、性的虐待、ネグレクト)、誘拐、捕虜、監禁や、家族や友人の死に直面すること、死の場面を目撃することなどがあります。
    〈参考〉小西聖子『新版トラウマの心理学』金吉晴『第2版心的トラウマの理解とケア』
        小西聖子『[増補新版]犯罪被害者の心の傷』

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは

  • 心的外傷的な出来事に暴露された後に起こる症状の一つです。PTSDの三大症状には侵入(悪夢、フラッシュバックなど)、過覚醒、麻痺があります。診断基準の詳細はDSM-VやICD10に記載されています。詳細は精神科医に確認するか、専門書でご確認ください。
  • 治療法には心理療法と薬物療法などがあります。治療に関しては精神科医にご相談ください。
  • 診断できるのは医師のみです。ネットの自己診断や医師以外の者の“診断”はあてになりません。

犯罪の被害によるトラウマ

  • 《PTSDの診断基準では主要な症状は三つであるが、犯罪被害の場合に限ってみるとそれ以外にもかなり頻繁にみられる症状がある。
    (1)恥
    (2)自責
    (3)服従―無力になり卑小になってしまった感覚
    (4)加害者に対する病的な憎悪
    (5)逆説的な感謝―加害者に向けられる愛情、同一化(ストックホルム症候群)
    (6)汚れてしまった感じ
    (7)性的抑制
    (8)あきらめ
    (9)二次受傷
    (10)社会経済状況の低下》
    〈参考〉小西聖子『[増補新版]犯罪被害者の心の傷』

記念日反応とは

  • トラウマテッィックな出来事に遭遇したのと同じ日になると、出来事を思い出すことが増えたり、具合が悪くなったりする反応で、トラウマ体験者にとって自然なことです。
  • 1年のうちの全く同じ月日だけではなく、「毎月5日になると辛い」、「被害に遭った月になると調子が悪い」、「被害のあった季節は憂鬱」なども広く言えば記念日反応といえます。

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用語解説1〜性暴力とは〜
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