タイトル | STAND―立ち上がる選択 |
著者 | 大藪 順子(おおやぶのぶこ) |
出版社 | いのちのことば社 |
出版年月 | 2007年10月9日 |
ISBN | 978-4-2640-2591-7 |
目次 | 第1章 終わりは始まり 第2章 死んだ一粒の麦 第3章 全てのことには時がある 第4章 立ち上がる選択 あとがき |
紹介文 | レイプ被害から立ち上がり、全米で性暴力被害者の写真プロジェクトを展開した日本人フォトジャーナリスト大藪順子氏の手記。 彼女は、自宅でレイプ被害に遭い、辛い状況下で、葛藤しながら、新しい家、新しい仕事、新しい教会を選択していく。彼女のフェアな陳述書が裁判官の心に届き、加害者には20年の刑が下される。また、彼女は加害者に手紙を書き、投函したことで、うつからも解放されるのだ。 その後、写真プロジェクト「STAND:性暴力サバイバー達の素顔」を立ち上げ、70人ものサバイバーに直接取材をして撮影し、写真展や講演を行っている。一人ひとりの被害や、思いが丁寧に書かれており、本書の中にもサバイバー達の写真が載せられている。 読み進むほどに、彼女は立ち上がっていき、読者も、彼女と一緒に立ち上がっていくことができる。そして、皆が立ち上がる力を、自分も立ち上がる力を持っていると気付かされる。 最後に、あとがきの著者の言葉を紹介する。 「この本が、泣寝入りを強いられている性暴力被害者へ届くことを願っている。その一人ひとりが、世界でたった一人の特別な存在であること、つらい経験があるからこそ、被害後の人生をもっと輝いて幸せに過ごすことが可能であることに気付いてもらえるように祈りつつ。」 |
感想 | 被害に遭ったのが自宅というところや心身の不調に気付いたのが被害から1年もたってからというところが自分と同じで分かるわかると読んでました。 読んでいくと不思議と自分の気持に変化が起きて真っ暗闇だった自分の心に光が差し込んできて今は自分は暗闇の中から出ていける気がすると思います。 彼女の本に勇気づけられて、読んですぐに私も被害現場の自宅から引っ越しをしました。 |
補足 | この本はなかなか書店で見つからなかったのでもしかしたら在庫が少ないかもしれません。著者の講演会や写真展で販売していることもあります。 |
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